JCX #5 関西クロス マキノ高原
2016年11月20日(日)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り/晴れ・ウエット/マッド
リザルト:5位/69名出走 (20名完走)
バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT
Ride data of PAXPROJECT CX-DISC Di2 with garmin edge 520
distance:20.5km time:1°01'58" ave speed:19.9km/h
bike:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)
wheel / tire:PAXPROJECT AR30W-D / IRC tire SERAC CX 32c F:1.8bar R:1.8bar
スターライト幕張からの3連戦目。
今シーズン初のUCIレース、関西クロス マキノ高原に参戦してきました。
言わずと知れたJCX屈指のパワーコースであり、かつキャンバーや九十九折といった所々に低速セクションを交えた、複合コース。
それに加え、路面はドライではなく、セミウエット~マッドといったコンディション。
高速セクションでのスピードとリズムを、低速セクションでいかに落とさず走ることができるか、これを意識してレースに臨みました。
レース当日は、朝方から霧が出てしまい、視界が効かないコンディション。
しかし、体感気温はそこまで低くは無かったため、レース前のアップも通常通りで足の調子を確かめ、かなり良い状態でスタートラインに立つことができました。
スタート位置は昨シーズンのUCIポイントもあり最前列。
定刻通り、13時20分スタート。
スタート直後、JCX初戦以来のぺダルキャッチミス。
若干出遅れ、第一コーナーは10番前後で進入。
その後は2周回目から徐々にポジションを上げていき、前半オーバーペース気味の選手を徐々に捕らえていきます。
試走では難無く乗ることができていた、5か所のキャンバーセクション。
前半の3つは、勢いがあれば直登であるので乗ることができたものの、後半の2つに関しては、直登前の切り返しで、かなり減速をしないと態勢が作れなかったため、乗るべきか、それともランで押してクリアするかレース中も何回か試行錯誤しながら試しました。
5周回時には6位まで浮上。
気合を入れることも兼ね、サングラスを外しピットに投げ捨てました。
ラスト3周回の6周目に突入。
この6周回からのラスト3周回は、自分の中でもかなり頭を使った展開になったのではと考えています。
前後にはそれぞれ20秒以内に5位と7位の選手が位置する状態。
4位の選手と8位の選手の目視でのタイム差を確認したうえで、よっぽどのことが起こりえない限り、ラストはこの5~7位パックでの争いになることはこの段階で予想はできました。
私はちょうど真ん中の6位。
5位の選手は先頭集団から下がってきた選手、7位の選手は後方から上がってきた選手。
6位単独で、5位選手に追いつくよりも、7位の選手とパックの2名で追走する方が、身体的に楽ができると考え、7周回目で7位の選手に追いつかれてしまってからは、6位の2人パックで5位選手を追走します。
この周回で意識したことは、ラストの周回に向けて足を貯めることと、もう一つ。
それは、仕掛けるポイントの確認と差が付きそうな箇所の想定でした。
7周回後半で、ついに5位の選手に追いつき、3人のドッグファイトが開始。
そしてそのままラスト1周回へ。
私は、この時を待っていたと言わんばかりにスパートをかけました。
この時の心理上の作戦は2つ。
ホームストレートのラスト1周回と同時にスパートを掛けるか、コース前半のテクニカル区間でスパートを掛けるかの二択。
前者は、後半タレて追いつかれてしまうリスクがありましたが、成功すればそれなりのタイム差を得られます。
逆に後者はテクニカル区間で差をつけられなければ、最後のスプリントに持ち込まれてしまい、勝ち目が薄くなってしまいます。
正直迷いましたが、私が選択したのは前者。
ラスト1周とともに、ホームストレートでスパートを掛けます。
けん制が入ったのか、運が良かっただけなのか、その後上手く抜け出すことができ、単独5位になります。
そこからは、前の周回で確認をしたイメージで、ミスが発生しづらい、確実なライン選択を意識。
後方の2選手とは徐々に差が開いていく事が目視で確認できました。
その後もペースアップを維持し続け、4位選手が見える位置まで上がってきましたが、さすがにポジションアップもここまで。
ラストのホームストレートは力を出し切るイメージで。
最終的に、5位でのゴールとなりました。
レースの内容としては、前半で遅れしまったものの、後半に向けてポジションを上げていき、ラストは冷静に戦略を考えアクションを起こすことができ、久々に思い通りにいったレースとなりました。
しかし、絶対的なスピード不足や、地脚が無いこと、コーナーでの課題がそれなりにあることも事実です。
良いイメージはそのまま、悪かった点に関してはしっかりイメージを修正できるように心掛けていければと考えています。
少し余談です。
私が、シクロクロスのレースに関して考えていることは、結果からすべての事項を考える、という事になります。
レースですから、最終的に重視されるのは結果です。
何分ランニングした、一度も自転車から降りることなくレースを完結させた、そのようなことは最終的なリザルトには、当たり前ですが一切反映されません。
例えば、今回のレースでのキャンバーセクション。
これも無理に乗っていこうと考える選手もいらしたかと思います。
しかし、乗れずに結果的に遅くなってしまうのであれば、見栄えは悪いものの、降りてランニングという方法も、もちろん選択としてはアリだと考えています。
人それぞれ、持っているポテンシャルが違うので、全員が同じ動きができないことは当然です。
しかし、その人の中でいかに速い方法でレースを走る、と結果から考えたとき、他人の真似を無理してやる必要は無いとも考えています。
レース時のその時、自分自身が一番速くその区間を通過できる、と考える方法を自信をもって実行する、ということが結果を出すためには大切なのではないかと、私は考えています。
次戦は野辺山2days。
天候は荒れそうですが、精神的に余裕を持ち楽しく良い結果が出せればと考えています。
今回も、沢山の応援、そしてサポート本当にありがとうございました。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by. FABtroni+camera 様. Kikuzo Photo 様. Tanabe 様
2016年11月23日水曜日
2016年11月16日水曜日
Coupe du Japon CJ-1 山口 下関
Coupe de Japon 下関
2016年11月13日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(7周回)
天候・コースコンディション:晴れ/曇り・ドライ
リザルト:4位/42名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.9km time:1°39'53" ave speed:15.6km/h
ave heartrate:173bpm max heartrate:186bpm
normalized power:317w training stress score:143.0 work:1,453kJ
wheel / tire:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird 50c F:1.7bar R:1.7bar
power data recording medium:sram XX1 Quark (Wolftooth 32t)
Coupe du Japon XCO 最終戦、CJ-1 下関に参戦してきました。
参加目的は、CJ初戦 朽木でのワーストリザルトの更新と、上位ポイント獲得、また下関市内の観光と色々な欲望がありましたが、一番は最終戦らしくベストを出して全力で楽しもうと考え、レースに臨みました。
コースは全長4kmほどのシングルトラックがメインの林間コース。
抜かしどころが殆ど無いため、スタート直後のポジショニングがカギになると考えたいところですが、その裏をかいて、スタート直後で出しきらず、2周目以降の単独走行時に一つずつポジションを上げる走りをしようと考えていました。
レース前のアップは脚も比較的よく回り、身体の反応も良く、いつも通りの状態でスタートラインに立つことが出来ました。
レースは14時から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後は予想していた通り、最前列の選手が激しいポジショニング争いを展開。
それを少し引いたところに位置し、前走者を上手く風よけとして使わせて頂くべく、脚を使いすぎないように、ポジションを落としすぎないようにし、最初のシングルトラックエリアは10位前後で入ります。
その後は予定通り、2周目以降から一人ずつ前の選手を抜かしていき、4周目で4位まで浮上。
しかし、そのあたりから周あたりのペースが上がらなくなり、後半のいつものタレ癖が出そうになりましたが、周あたり30秒以上はペースを落とさないように心掛けなんとか維持しました。
また、前の上位選手との差はなかなか縮まることはなく、その時点でそれ以上ギアを上げて加速する余裕は残っていませんでした。
それでも、最後の1周回は今ジーズンの締めくくりという意味も込めて、全てを出しきる走りを意識しました。
結局、順位はそそままの4位でフィニッシュ。
今ジーズンのCJシリーズはこれにて終了です。
今回に限っては、反省などは特にありません。
現時点で持てる実力はしっかり出せましたし、それはそれで納得が行っていますが、それでも上に選手がいる、ということはまだまだ私は力不足であることがはっきり分かりました。
この冬はクロスのレースも多数参加しますが、ひとまずは来年2017年のCJシリーズ戦に向けてしっかり乗りこんでいきたいと考えています。
そして、来週からはクロス5連戦。
マキノ、野辺山、そして全日本。
クロスはあくまでもMTBの練習と自分の中では捉えていますが、出るからには一つでも上の順位で走ることが出来るようにしていきたいと思います。
今回も応援・サポートありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
2016年11月13日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(7周回)
天候・コースコンディション:晴れ/曇り・ドライ
リザルト:4位/42名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.9km time:1°39'53" ave speed:15.6km/h
ave heartrate:173bpm max heartrate:186bpm
normalized power:317w training stress score:143.0 work:1,453kJ
wheel / tire:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird 50c F:1.7bar R:1.7bar
power data recording medium:sram XX1 Quark (Wolftooth 32t)
Coupe du Japon XCO 最終戦、CJ-1 下関に参戦してきました。
参加目的は、CJ初戦 朽木でのワーストリザルトの更新と、上位ポイント獲得、また下関市内の観光と色々な欲望がありましたが、一番は最終戦らしくベストを出して全力で楽しもうと考え、レースに臨みました。
コースは全長4kmほどのシングルトラックがメインの林間コース。
抜かしどころが殆ど無いため、スタート直後のポジショニングがカギになると考えたいところですが、その裏をかいて、スタート直後で出しきらず、2周目以降の単独走行時に一つずつポジションを上げる走りをしようと考えていました。
レース前のアップは脚も比較的よく回り、身体の反応も良く、いつも通りの状態でスタートラインに立つことが出来ました。
レースは14時から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後は予想していた通り、最前列の選手が激しいポジショニング争いを展開。
それを少し引いたところに位置し、前走者を上手く風よけとして使わせて頂くべく、脚を使いすぎないように、ポジションを落としすぎないようにし、最初のシングルトラックエリアは10位前後で入ります。
その後は予定通り、2周目以降から一人ずつ前の選手を抜かしていき、4周目で4位まで浮上。
しかし、そのあたりから周あたりのペースが上がらなくなり、後半のいつものタレ癖が出そうになりましたが、周あたり30秒以上はペースを落とさないように心掛けなんとか維持しました。
また、前の上位選手との差はなかなか縮まることはなく、その時点でそれ以上ギアを上げて加速する余裕は残っていませんでした。
それでも、最後の1周回は今ジーズンの締めくくりという意味も込めて、全てを出しきる走りを意識しました。
結局、順位はそそままの4位でフィニッシュ。
今ジーズンのCJシリーズはこれにて終了です。
今回に限っては、反省などは特にありません。
現時点で持てる実力はしっかり出せましたし、それはそれで納得が行っていますが、それでも上に選手がいる、ということはまだまだ私は力不足であることがはっきり分かりました。
この冬はクロスのレースも多数参加しますが、ひとまずは来年2017年のCJシリーズ戦に向けてしっかり乗りこんでいきたいと考えています。
そして、来週からはクロス5連戦。
マキノ、野辺山、そして全日本。
クロスはあくまでもMTBの練習と自分の中では捉えていますが、出るからには一つでも上の順位で走ることが出来るようにしていきたいと思います。
今回も応援・サポートありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
2016年11月9日水曜日
STARLIGHT CROSS in MAKUHARI
STARLIGHT CROSS in MAKUHARI
2016年11月05日(土)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:(夜)晴れ・ドライ
リザルト:6位/53名出走 (8名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of PAXPROJECT ALCX-DISC Di2 with garmin edge 520
distance:26.8km time:1°06'51" ave speed:23.5km/h
ave heartrate:180bpm max heartrate:186bpm
STARLIGHT CROSS in MAKUHARI に参戦してきました。
このレースから、12月の中旬まで7週連続週末レースが始まり、その1戦目である今回は半分練習も兼ねて参加する予定でした。
レースは19時30分から。
国内では珍しいナイトレース、また近場で別のイベントも開催されていたことから、多くの観戦客の前でのレース。
アップの段階で、周りが気になってしまい完全にレースモードで集中しきれていない状態ではあったものの、スタートまでには何とか気を引き締め、いつも通りの集中でレースには臨みました。
スタート位置は最前列の左寄り。
定刻通りスタート。
スタートですべてを出し切ったとでも言って良いほどの集中力がその時はあり、狙ってはいなったものの、ホールショットの獲得に成功。
1周回目の半分ほどまで先頭でレースを進めさせて頂きました。
しかし、その後は徐々に後退。
練習のつもりで出走するつもりでいたもので、レースもイーブンペースで走る予定でしたが、ここまでハイペースであるのは予想外でした。
レースに向けて調整していなかった、試走も練習のつもりでガンガン飛ばしすぎた、等のいろいろな言い訳はありますが、とにかく脚の余力が1周目から無い状態でした。
それでも、中盤までは3位争いができる位置で我慢はしていたものの、30分過ぎで一気にペースダウン。
そこからはサイクリングペースとなってしまいましたが、コースの所々でアクションを起こしたりなど非常に楽しく走らせて頂きました。
最終的には、落ちに落ちて6位でのフィニッシュ。
しかし、順位以上に今年で一番レースそのものを楽しめました。
今回は、練習のつもりで臨みましたが、結果的にはいつものレースモードで走ってしまい、練習のつもりで臨んだことを後々後悔しました。それでも、中盤までは、その時点でできる最大限のパフォーマンスを発揮することを意識して、集中して走ることができ、レースの感触としては悪いものではないかと思っております。
今回のレースでは、本当にたくさんの応援を頂きました。
チーム名や、私の苗字、ニックネーム、どれも本当に嬉しく思い、それが最後まで走り切った力になったことは間違いありません。
最後になりますが、チームの方を始め今回サポートして下さった方々、応援して下さった方々、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、最大級のお礼をさせて頂ます。
今後も team PAXPROJECT をどうぞよろしくお願いします。
PAXPROJECT 宮津
2016年11月05日(土)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:(夜)晴れ・ドライ
リザルト:6位/53名出走 (8名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of PAXPROJECT ALCX-DISC Di2 with garmin edge 520
distance:26.8km time:1°06'51" ave speed:23.5km/h
ave heartrate:180bpm max heartrate:186bpm
STARLIGHT CROSS in MAKUHARI に参戦してきました。
このレースから、12月の中旬まで7週連続週末レースが始まり、その1戦目である今回は半分練習も兼ねて参加する予定でした。
レースは19時30分から。
国内では珍しいナイトレース、また近場で別のイベントも開催されていたことから、多くの観戦客の前でのレース。
アップの段階で、周りが気になってしまい完全にレースモードで集中しきれていない状態ではあったものの、スタートまでには何とか気を引き締め、いつも通りの集中でレースには臨みました。
スタート位置は最前列の左寄り。
photo by. Yamamoto 様
定刻通りスタート。
スタートですべてを出し切ったとでも言って良いほどの集中力がその時はあり、狙ってはいなったものの、ホールショットの獲得に成功。
1周回目の半分ほどまで先頭でレースを進めさせて頂きました。
しかし、その後は徐々に後退。
練習のつもりで出走するつもりでいたもので、レースもイーブンペースで走る予定でしたが、ここまでハイペースであるのは予想外でした。
レースに向けて調整していなかった、試走も練習のつもりでガンガン飛ばしすぎた、等のいろいろな言い訳はありますが、とにかく脚の余力が1周目から無い状態でした。
photo by. Yamamoto 様
それでも、中盤までは3位争いができる位置で我慢はしていたものの、30分過ぎで一気にペースダウン。
そこからはサイクリングペースとなってしまいましたが、コースの所々でアクションを起こしたりなど非常に楽しく走らせて頂きました。
photo by.hazumit さん
最終的には、落ちに落ちて6位でのフィニッシュ。
しかし、順位以上に今年で一番レースそのものを楽しめました。
今回は、練習のつもりで臨みましたが、結果的にはいつものレースモードで走ってしまい、練習のつもりで臨んだことを後々後悔しました。それでも、中盤までは、その時点でできる最大限のパフォーマンスを発揮することを意識して、集中して走ることができ、レースの感触としては悪いものではないかと思っております。
phtoby. Sakai 様
今回のレースでは、本当にたくさんの応援を頂きました。
チーム名や、私の苗字、ニックネーム、どれも本当に嬉しく思い、それが最後まで走り切った力になったことは間違いありません。
最後になりますが、チームの方を始め今回サポートして下さった方々、応援して下さった方々、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、最大級のお礼をさせて頂ます。
今後も team PAXPROJECT をどうぞよろしくお願いします。
PAXPROJECT 宮津
2016年10月31日月曜日
JCX#2 信州 白樺湖
JCX #2 信州 白樺湖
2016年10月23日(日)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り/晴れ・ドライ
リザルト:2位/75名出走 (20名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 520
distance:24.8km time:1°02'28" ave speed:23.1km/h
ave heartrate:174bpm max heartrate:182bpm
JCX 2戦目シクロクロスミーティング 白樺湖ステージ に参戦してきました。
9月のCJ-1白馬から始まった7連戦も、このレースで一先ず終わりという事もあり、シーズン後半7連戦の締めくくりという意味も込め、しっかりまとまったレースをしようと考えて臨みました。
今回のレースのポイントは、会場が標高約1600mであるというところ。
空気中の酸素濃度(ここでは%で考えます)は約20%と言われていますが、これは海抜0mを基準とした話であり、それでは標高1600mではどうなるのかというと、海抜0mの82~83%の濃度となるそうです。
となると、標高1600mでの空気中の酸素濃度は16~17%ということが分かるかと思います。
要は、下界よりも3~4%空気中の酸素が少ない状態で、いかに高いパフォーマンスを発揮するのか、これが今回のレースのポイントとなりました。
また、体感気温も低かったこともあり、アップを長めに、スタート直前まで上着を羽織る等の、身体を温めた状態でレースを始めることを心掛けレースに備えました。
スタート位置は、2列目左寄り。
スタートは比較的成功。
第一コーナーは4番手で曲がり、1周目のオーバーペースに注意すべく、周りの流れを見ながら落ち着くことを意識しました。
2周目、3周目と周回を重ね、4位の2人パックで推移しますが、常にパックでは私が先を行く形をとらせて頂きました。
少し余談ですが、2人パックでの走行を、"ランデブ"、"ランデブ走行"ということが一般的かと思いますが、このランデブとは、
ランデブー(rendez-vous):誰かと誰かが出会う(主に男女の際に用いられる)
という言語が由来となって使われているようです。
そんなランデブですが、今回私がランデブにおいて先行させて頂いたことにはそれなりの理由がありました。
人の後ろに着いていく方が(単独の状態と比較して)速い、これはロードやオフロード関係無しに言える事かと思います。
しかし、後ろに着くという事は、前の選手のスピード・リズムに合わせなければならないという事も同時に意味することはお分かりかと思います。
今回のコースに限っては、機材の特徴(主にブレーキの制動力)や走り方の特徴が大きく表れたコースでは無いかと私は考えています。
その異なった特徴を、ランデブ時に相手方に合わせるということは、上手く良いけば後半に向けての温存、下手をすれば前半での過度な消耗に繋がると私は考えました。
また、オフロードの競技はコース幅が広そうに見えてもベストラインというものは大抵1~2本しか存在しないものです。
後ろから抜かしてスパートをかけるよりも、先行して引き離すスマートなスタイルの方がこのコースには適しているとも考えました。
上記のような理由もあり、私が先行でパックでの走行を進めていきました。
先頭パックも、徐々にばらけはじめ、後半に備えて一定ペースで走っていた私を含むパックが徐々に順位を上げていき、ラスト3周で2位の選手が視界に入ってくる位置まで上がっていきました。
そして、ラスト2周でついに2位へ浮上しますが、ここからはまた2人のパックとなります。
ここでも、私が先を行く形でレースを進めていき、ラスト1周のシケイン直後からリズムアップ。
その後は、大きなミスを起こさないようにかつ踏めるポイントは確実にパワーを掛けていく走りを意識しました。
最後は、少し気が抜けたものの、2位でのフィニッシュ。
JCXでは3位が過去最高順位であったため、素直に嬉しかったです。
今回のレースは、コースがMTBのコースに近いという点もあり、上位でのリザルトを狙っていただけに、2位という形で上手くまとめることができて比較的満足のいくものとなりましたが、1位ではない以上、まだ上に目指す目標がありますしこの経験を今後のJCXシリーズ戦に上手く活かせればと考えています。
今回もですが、応援・サポート本当にありがとうございました。
次戦はスターラート幕張、順位等はあまり気にせず楽しんで走りたいと考えています。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yanagisawa 様
(次はミリ4thで…)
2016年10月23日(日)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り/晴れ・ドライ
リザルト:2位/75名出走 (20名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 520
distance:24.8km time:1°02'28" ave speed:23.1km/h
ave heartrate:174bpm max heartrate:182bpm
JCX 2戦目シクロクロスミーティング 白樺湖ステージ に参戦してきました。
9月のCJ-1白馬から始まった7連戦も、このレースで一先ず終わりという事もあり、シーズン後半7連戦の締めくくりという意味も込め、しっかりまとまったレースをしようと考えて臨みました。
今回のレースのポイントは、会場が標高約1600mであるというところ。
空気中の酸素濃度(ここでは%で考えます)は約20%と言われていますが、これは海抜0mを基準とした話であり、それでは標高1600mではどうなるのかというと、海抜0mの82~83%の濃度となるそうです。
となると、標高1600mでの空気中の酸素濃度は16~17%ということが分かるかと思います。
要は、下界よりも3~4%空気中の酸素が少ない状態で、いかに高いパフォーマンスを発揮するのか、これが今回のレースのポイントとなりました。
また、体感気温も低かったこともあり、アップを長めに、スタート直前まで上着を羽織る等の、身体を温めた状態でレースを始めることを心掛けレースに備えました。
スタート位置は、2列目左寄り。
スタートは比較的成功。
第一コーナーは4番手で曲がり、1周目のオーバーペースに注意すべく、周りの流れを見ながら落ち着くことを意識しました。
2周目、3周目と周回を重ね、4位の2人パックで推移しますが、常にパックでは私が先を行く形をとらせて頂きました。
少し余談ですが、2人パックでの走行を、"ランデブ"、"ランデブ走行"ということが一般的かと思いますが、このランデブとは、
ランデブー(rendez-vous):誰かと誰かが出会う(主に男女の際に用いられる)
という言語が由来となって使われているようです。
そんなランデブですが、今回私がランデブにおいて先行させて頂いたことにはそれなりの理由がありました。
人の後ろに着いていく方が(単独の状態と比較して)速い、これはロードやオフロード関係無しに言える事かと思います。
しかし、後ろに着くという事は、前の選手のスピード・リズムに合わせなければならないという事も同時に意味することはお分かりかと思います。
今回のコースに限っては、機材の特徴(主にブレーキの制動力)や走り方の特徴が大きく表れたコースでは無いかと私は考えています。
その異なった特徴を、ランデブ時に相手方に合わせるということは、上手く良いけば後半に向けての温存、下手をすれば前半での過度な消耗に繋がると私は考えました。
また、オフロードの競技はコース幅が広そうに見えてもベストラインというものは大抵1~2本しか存在しないものです。
後ろから抜かしてスパートをかけるよりも、先行して引き離すスマートなスタイルの方がこのコースには適しているとも考えました。
上記のような理由もあり、私が先行でパックでの走行を進めていきました。
先頭パックも、徐々にばらけはじめ、後半に備えて一定ペースで走っていた私を含むパックが徐々に順位を上げていき、ラスト3周で2位の選手が視界に入ってくる位置まで上がっていきました。
そして、ラスト2周でついに2位へ浮上しますが、ここからはまた2人のパックとなります。
ここでも、私が先を行く形でレースを進めていき、ラスト1周のシケイン直後からリズムアップ。
その後は、大きなミスを起こさないようにかつ踏めるポイントは確実にパワーを掛けていく走りを意識しました。
最後は、少し気が抜けたものの、2位でのフィニッシュ。
JCXでは3位が過去最高順位であったため、素直に嬉しかったです。
今回のレースは、コースがMTBのコースに近いという点もあり、上位でのリザルトを狙っていただけに、2位という形で上手くまとめることができて比較的満足のいくものとなりましたが、1位ではない以上、まだ上に目指す目標がありますしこの経験を今後のJCXシリーズ戦に上手く活かせればと考えています。
今回もですが、応援・サポート本当にありがとうございました。
次戦はスターラート幕張、順位等はあまり気にせず楽しんで走りたいと考えています。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yanagisawa 様
(次はミリ4thで…)
2016年10月18日火曜日
Coupe du Japon CJ-1 富士見パノラマ 秋
Coupe du Japon 富士見パノラマ
2016年10月16日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(4.4km×6周回)
天候・コースコンディション:晴れ・ドライ
リザルト:5位/70名出走(完走19名)
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.8km time:1°27'23" ave speed:17.8km/h
ave heartrate:172bpm max heartrate:182bpm
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird F:1.7bar R:1.8bar
CJ-1 富士見パノラマ 秋大会に参戦してきました。
前週のCJ一里野、JCX茨城の疲労がそれなりに残ってはいるものの、JCX茨城から中5日の間で出来る限りの調整は行いました。
今回のコースコンディションは、泥の妙高、泥の一里野と続いて、やっとドライの路面。
しかし、泥の路面でレース慣れした身体は、ドライの路面に変わことにより、果たしてどのような影響を受けるのかもポイントとなりました。
また、前日試走においては、全日本選手権のコースと大きな変更点はそこまで無かった為、コースを攻略することよりも、現時点での身体の動きをそのポイントで見極めそれにあったレースでのラインや踏み方を確認する、という意識を持ち試走を行いました。
レース当日も前日からの快晴が続き、レース前の水分補給を多めに取ることを心掛けます。
さらに、アップも序盤の速い動きに対応できるよう、速めの動作を少し増やし、身体の反応を確かめました。
スタート時間は定刻通り、13時45分。
スタート位置は2列目、左寄り。
スタート直後は第一シングルで10位前後で入ることが出来るよう、過大なエネルギを消費しすぎないように展開しました。
ファーストラップは7位で終え、序盤の勢いを保つイメージで周回を重ねていきました。
3周目終了時は、4位。
しかし、4周回目の最上部A' 付近でチェーンを落としてしまい、30秒弱ストップを余儀なくされました。
その後は5位に後退。
4周目序盤まであった勢いが徐々に乱れ始め、5周目のラップタイムは前周回チェーントラブルでストップしてしまった部分を除けば25~30秒落ちてしまいます。
6周目ファイナルラップも、ペースアップを試みて前の選手を追走しますが、引き離されてしまう一方。
結局、順位の維持が精一杯で最終的に5位でのフィニッシュとなりました。
久々のドライコンディションでのレースとなりましたが、マッドコンディションとは路面が異なりスピードレンジが上がるため、下りでの大きなミスが命取りになると考え、返ってナーバスになってしまい、下りも思いきって走ることが出来ず。
また登りにおいても、序盤から脚の余力を逆算したセルフマネジメントを試みましたが、結局最終周回まで同じペースを維持することが出来ず、登りにおいても下りにおいても課題が残ってしまう結果となりました。
CJ-1は残り1戦山口でのレースが残っていますが、これからの秋冬シーズンは来シーズンに向けての乗りこみ、またクロスでのテクニカル&フィジカル面の向上を図っていきたいと思います。
次戦は、JCX#2 白樺です。
最後になりますが、今回もサポート・応援ありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo . Ito 様
2016年10月16日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(4.4km×6周回)
天候・コースコンディション:晴れ・ドライ
リザルト:5位/70名出走(完走19名)
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:25.8km time:1°27'23" ave speed:17.8km/h
ave heartrate:172bpm max heartrate:182bpm
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Fastbird F:1.7bar R:1.8bar
CJ-1 富士見パノラマ 秋大会に参戦してきました。
前週のCJ一里野、JCX茨城の疲労がそれなりに残ってはいるものの、JCX茨城から中5日の間で出来る限りの調整は行いました。
今回のコースコンディションは、泥の妙高、泥の一里野と続いて、やっとドライの路面。
しかし、泥の路面でレース慣れした身体は、ドライの路面に変わことにより、果たしてどのような影響を受けるのかもポイントとなりました。
また、前日試走においては、全日本選手権のコースと大きな変更点はそこまで無かった為、コースを攻略することよりも、現時点での身体の動きをそのポイントで見極めそれにあったレースでのラインや踏み方を確認する、という意識を持ち試走を行いました。
レース当日も前日からの快晴が続き、レース前の水分補給を多めに取ることを心掛けます。
さらに、アップも序盤の速い動きに対応できるよう、速めの動作を少し増やし、身体の反応を確かめました。
スタート時間は定刻通り、13時45分。
スタート位置は2列目、左寄り。
スタート直後は第一シングルで10位前後で入ることが出来るよう、過大なエネルギを消費しすぎないように展開しました。
ファーストラップは7位で終え、序盤の勢いを保つイメージで周回を重ねていきました。
3周目終了時は、4位。
しかし、4周回目の最上部A' 付近でチェーンを落としてしまい、30秒弱ストップを余儀なくされました。
その後は5位に後退。
4周目序盤まであった勢いが徐々に乱れ始め、5周目のラップタイムは前周回チェーントラブルでストップしてしまった部分を除けば25~30秒落ちてしまいます。
6周目ファイナルラップも、ペースアップを試みて前の選手を追走しますが、引き離されてしまう一方。
結局、順位の維持が精一杯で最終的に5位でのフィニッシュとなりました。
久々のドライコンディションでのレースとなりましたが、マッドコンディションとは路面が異なりスピードレンジが上がるため、下りでの大きなミスが命取りになると考え、返ってナーバスになってしまい、下りも思いきって走ることが出来ず。
また登りにおいても、序盤から脚の余力を逆算したセルフマネジメントを試みましたが、結局最終周回まで同じペースを維持することが出来ず、登りにおいても下りにおいても課題が残ってしまう結果となりました。
CJ-1は残り1戦山口でのレースが残っていますが、これからの秋冬シーズンは来シーズンに向けての乗りこみ、またクロスでのテクニカル&フィジカル面の向上を図っていきたいと思います。
次戦は、JCX#2 白樺です。
最後になりますが、今回もサポート・応援ありがとうございました。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo . Ito 様
2016年10月14日金曜日
JCX #1 取手 小貝川
JCX #1 取手 小貝川
2016年10月10日(月・祝)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り・ドライ/マッド
リザルト:13位/75名出走 (24名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 510
distance:24.8km time:1°06'41" ave speed:22.7km/h
CJ-1 一里野からの連戦であり、今シーズン最初のシクロクロスレースとなるJCX開幕戦の取手ステージに参加してきました。
前日のよい流れをそのままレースに繋げたいと考えつつ、前日までの身体疲労を考慮し、アップ等もそれなりに考えてスタートに備えます。
今回ポイントとして考えていた事は、前日の疲労がどのタイミングで一気に出るか。
疲労がスタート早々出てしまえば、イーブンペースを保たざるを得ませんし、逆に殆ど疲労が出なければある程度速い動きに出も対応することも考えていました。
スタートは最前列左寄り。
昨シーズンで獲得したUCIポイントも考慮され、ゼッケン番号は 4番。
シーズン初レースのワクワクな感覚と、前日の疲労具合に対する不安を抱えながら、定刻通り 13時05分スタート。
スタートで左クリートがはまらず、ペダルに弾かれ若干遅れてしまうものの、10番手前後で落ち着いて周囲の流れに乗ります。
しかし、早速トラブルが。
2周目シケイン通過後、チェーン落ちのトラブル。
ここで10人程にパスされてしまい、20~25位ほどに一気に脱落。
それでも前を追う気持ちは、あり3周ほどで元に居た集団が前に見える範囲まで追い上げました。
しかし、またまたチェーン落ちトラブル。
今度はUターンコーナーの振動が原因。
それに加え、先ほどより手際よくチェーンがはめられず、今度は25番手前後まで後退。
流石にこれには心が折れ掛かりました。
それでも、毎周回大きな声援を頂き、徐々に精神も回復します。
順位などどうでもよくなり、どうにか完走だけはしたい、少しでも速く走りたい、というポジティブな精神でその後は走りました。
そして、なんとか完走が出来るラスト1周に突入。
ホッとしたのか、脚の力が徐々に抜け、次第に脚の余力が無くなり最後は惰性でのゴール。
JCXの初戦は13位で終えました。
今回の敗因は、シクロクロスに対する考えの甘さ以外の何物でもありません。
まともにクロスに跨ったのは、この日が今シーズン初。
機材も、作ジーズンからのままであまり調整もせず、なんとかなるだろう、という甘い油断がレースでのトラブルを生む結果となってしましました。
しかし、昨シーズンよりも自脚が付き、後半のタレもあまり無くなり、少し自信にもなる箇所もありましたので、全てが悪いという訳ではありません。
CJ一里野 JCX小貝川
この2戦を通じてレースの展開が、上手くいく時、上手くいかない時、言わば光と影 そのどちらも体験しました。
ですが、どちらにも共通して大切なことは、与えられたその状態においていかに最善を尽くせるか、これかと私は考えています。
その時に自分にできる事を少しずつクリアしていく、その努力がやがて大きな結果へと繋がるのではないかと私は考えています。
次戦はCJ-1富士見。
シーズンも終盤に差し掛かってきて、いよいよクロスシーズンに本格的に突入します。
今回も沢山の応援を頂きました。本当にありがとうございました。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yamashita 様
2016年10月10日(月・祝)開催
出走カテゴリ:C1
天候・コースコンディション:曇り・ドライ/マッド
リザルト:13位/75名出走 (24名完走)
サポート:PAXPROJECT
Ride data of GIANT TCX SLR Di2 with garmin edge 510
distance:24.8km time:1°06'41" ave speed:22.7km/h
CJ-1 一里野からの連戦であり、今シーズン最初のシクロクロスレースとなるJCX開幕戦の取手ステージに参加してきました。
前日のよい流れをそのままレースに繋げたいと考えつつ、前日までの身体疲労を考慮し、アップ等もそれなりに考えてスタートに備えます。
今回ポイントとして考えていた事は、前日の疲労がどのタイミングで一気に出るか。
疲労がスタート早々出てしまえば、イーブンペースを保たざるを得ませんし、逆に殆ど疲労が出なければある程度速い動きに出も対応することも考えていました。
スタートは最前列左寄り。
昨シーズンで獲得したUCIポイントも考慮され、ゼッケン番号は 4番。
シーズン初レースのワクワクな感覚と、前日の疲労具合に対する不安を抱えながら、定刻通り 13時05分スタート。
スタートで左クリートがはまらず、ペダルに弾かれ若干遅れてしまうものの、10番手前後で落ち着いて周囲の流れに乗ります。
しかし、早速トラブルが。
2周目シケイン通過後、チェーン落ちのトラブル。
ここで10人程にパスされてしまい、20~25位ほどに一気に脱落。
それでも前を追う気持ちは、あり3周ほどで元に居た集団が前に見える範囲まで追い上げました。
今度はUターンコーナーの振動が原因。
それに加え、先ほどより手際よくチェーンがはめられず、今度は25番手前後まで後退。
流石にこれには心が折れ掛かりました。
それでも、毎周回大きな声援を頂き、徐々に精神も回復します。
順位などどうでもよくなり、どうにか完走だけはしたい、少しでも速く走りたい、というポジティブな精神でその後は走りました。
そして、なんとか完走が出来るラスト1周に突入。
ホッとしたのか、脚の力が徐々に抜け、次第に脚の余力が無くなり最後は惰性でのゴール。
JCXの初戦は13位で終えました。
今回の敗因は、シクロクロスに対する考えの甘さ以外の何物でもありません。
まともにクロスに跨ったのは、この日が今シーズン初。
機材も、作ジーズンからのままであまり調整もせず、なんとかなるだろう、という甘い油断がレースでのトラブルを生む結果となってしましました。
しかし、昨シーズンよりも自脚が付き、後半のタレもあまり無くなり、少し自信にもなる箇所もありましたので、全てが悪いという訳ではありません。
CJ一里野 JCX小貝川
この2戦を通じてレースの展開が、上手くいく時、上手くいかない時、言わば光と影 そのどちらも体験しました。
ですが、どちらにも共通して大切なことは、与えられたその状態においていかに最善を尽くせるか、これかと私は考えています。
その時に自分にできる事を少しずつクリアしていく、その努力がやがて大きな結果へと繋がるのではないかと私は考えています。
次戦はCJ-1富士見。
シーズンも終盤に差し掛かってきて、いよいよクロスシーズンに本格的に突入します。
今回も沢山の応援を頂きました。本当にありがとうございました。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Photo by . Yamashita 様
2016年10月13日木曜日
Coupe du Japon CJ-1 白山 一里野
Coupe de Japon 一里野
2016年10月9日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(start loop + 4.15km×6周回)
天候・コースコンディション:曇り/雨・マッド
リザルト:3位/51名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:22.9km time:1°31'16" ave speed:15.4km/h
ave heartrate:170bpm max heartrate:181bpm
normalized power:322w training stress score:134.5 work:1,367kJ
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Rhino XL 47c F:1.6bar R:1.6bar
CJ白馬 からの5連戦目、CJ-1一里野に参戦してきました。
連戦の疲労もそれなりに出てきており、体調としては万全な状態で臨めなかったものの、調整の段階で毎週通っている峠での自己ベスト更新など、比較的脚の方は良い状態で臨むことができました。
また翌日にJCXの開幕戦の茨城クロスを控えていたため、どういったレースを展開するのかが一つのポイントとなりました。
前日からの雨の影響で、コースは妙高に続いでまたまたマッド。
しかし、妙高よりもコースとしての難易度は下がっており、また斜度もきつい箇所と緩やかな箇所との区別がしっかりしており、斜度に対しての登り方を上手く使い分ける必要があることも試走の段階でしっかり把握することができました。
スタートは13時40分から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後の直登は、大半の選手がランニングになることが想定されましたが、スタートループ時のみはその後もゲレンデ登りが続くため、スタート直後の直登はゆっくりでも構わないので乗車し、その後の登りで自分の定位置まで上がるという戦法を取りました。
その戦法通り、直登で多くの選手に抜かされたものの、その後は10位前後まで順位を上げることができました。
レース序盤の登りは周りの選手に合わせながら、また下りは大きなミスの無いように丁寧に下ることを意識しながらレースを進めていきます。
レース中盤に差し掛かっても、呼吸も一定で脚の余力もまだあり、6位、5位、4位と次第に順位を上げていき、5周目でついに3位にまで浮上。
そしてラスト1周回に突入。
翌日に向けて疲労を考えながら守る走りをするか、それとも登りで出し切り翌日のことを考えず攻める走りをするのか、私は迷わず後者を選択しました。
とにかく登りで出し切ろうと、できる箇所ではダンシングを入れ登りの関してはアグレッシブに、下りに関しては大きなミスだけは出さないように、それでいて一番速いと考えたライン取りで攻めます。
2位浮上も狙いましたが、結果は変わらずの3位でフィニッシュ。
リザルトから見れば納得のいくものとなりました。
PAXPROJECTチームではCJ-1での入賞が今までに無く、それを達成すとことができた事は素直に嬉しいと思います。
しかし、レースの内容としては後半から追い上げる後半型のいつも通りの流れとなり、前半もう少し前の方で展開できていれば、という心残りもありますが、現状でできることはしっかり出せたのではと考えています。
パワーデータに関しての考察です。
今回から、クランク型のパワーメータ Quarkを使わせて頂けることになりまして、チューブラー・チューブレス問わずパワーデータをとることが可能になりました。
最近私が着目している点は、ダンシングパワーの効率についてです。
XCO(クロスカントリーオリンピック)の競技の特性上、登りの時間が数十秒~数分であることから、シッティングではなくダンシングで全ての登りをクリアする方が速そうに見えることはなんとなくお分かり頂けるかと思います。
ダンシングのほうがシッティングよりも速く登ることが出来る理由。
それはダンシングの方が、ぺダルの踏み込み時(入力時)に自体重分の出力を入力できる、という点が理由になると考えます。
しかし、身体を上下左右に揺らすため、余計なエネルギを消費してしまい、更に心拍数も急激に上がってしまうという考えから、極力ダンシングを入れずシッティングで回すというスタイルを以前は取ってきました。
この考えが変わった大きな転機は、今年のシーズン後半に入ったCJ-1白馬から。
スタート直後の太鼓橋の斜度を速く登るためには、シッティングではなくダンシングを使い、回すより踏み込むペダリングが出来ないと、ある程度の速度が出せないことが実戦で分かりました。
今回のレースでは、路面がマッドであったためそこまで多くダンシングは多用できませんでしたが、周回によって微妙にシッティングとダンシングを入り混ぜることも意識しつつレースを展開しました。
上段の縦軸が出力、下段の縦軸がW'bal。また横軸は時間分布です。
2周目と6周目を選んだ理由は比較的ラップタイムが近かった為です。
W'bal のエネルギ消費量は、コースが同じであるため波の起伏にそこまで差がありませんが、6周回目の方が全体としてのエネルギの消費具合は、若干多いことが分かります。
今回着目したいのは、前半の出力。登りパートの部分です。
その部分でも差があったのは、真ん中より左寄りの波形。
グラフの波が立っていない2周目に比べ、6周目は一か所波が立っている部分があります。
実は2周目はこの区間はシッティングでしたが、6周目はダンシングでクリアしました。
やはりグラフデータからもシッティングより、ダンシングの方が出力が出せる、ということは分かりました。
しかし、その分のエネルギ消費が増加していることも下のW'bal から読み取れるかと思います。
この結果からも、ダンシングはやはり使った方が登りにおいては出力を出せることが分かりましたが、それに伴うリスク (ここで言う、ダンシング直後のエネルギ消費の増加・その後のパフォーマンスの減少) はどうしても増えてしまいます。
問題は、ダンシングを多用した後に身体の疲れをいかに早く取り除くかと言う、リカバリ能力であり、この能力が出力を出すのと同じぐらい重要になるとも考えています。
出力を出すためにエネルギを犠牲にする、こう考えて頂けたのではないでしょうか。
このリカバリという点も含めた上で、その時点でダンシングを加えると、その後どのような影響が身体に加わるのか、この項目に関して今後しばらく考えてみたいと思います。
最後になりますが、今回も応援・サポート、ありがとうございました。
翌日のJCX開幕戦 茨城クロスの記事は別途で上げます。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo. Ito 様
Thanks for mechanical . Dirtfreak 様 , PAXCYCLE 様
2016年10月9日(日)開催
出走カテゴリ:男子エリート(start loop + 4.15km×6周回)
天候・コースコンディション:曇り/雨・マッド
リザルト:3位/51名出走
サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT
Rida data of PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520
distance:22.9km time:1°31'16" ave speed:15.4km/h
ave heartrate:170bpm max heartrate:181bpm
normalized power:322w training stress score:134.5 work:1,367kJ
ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Rhino XL 47c F:1.6bar R:1.6bar
CJ白馬 からの5連戦目、CJ-1一里野に参戦してきました。
連戦の疲労もそれなりに出てきており、体調としては万全な状態で臨めなかったものの、調整の段階で毎週通っている峠での自己ベスト更新など、比較的脚の方は良い状態で臨むことができました。
また翌日にJCXの開幕戦の茨城クロスを控えていたため、どういったレースを展開するのかが一つのポイントとなりました。
前日からの雨の影響で、コースは妙高に続いでまたまたマッド。
しかし、妙高よりもコースとしての難易度は下がっており、また斜度もきつい箇所と緩やかな箇所との区別がしっかりしており、斜度に対しての登り方を上手く使い分ける必要があることも試走の段階でしっかり把握することができました。
スタートは13時40分から。
スタート位置は2列目右寄り。
スタート直後の直登は、大半の選手がランニングになることが想定されましたが、スタートループ時のみはその後もゲレンデ登りが続くため、スタート直後の直登はゆっくりでも構わないので乗車し、その後の登りで自分の定位置まで上がるという戦法を取りました。
その戦法通り、直登で多くの選手に抜かされたものの、その後は10位前後まで順位を上げることができました。
レース序盤の登りは周りの選手に合わせながら、また下りは大きなミスの無いように丁寧に下ることを意識しながらレースを進めていきます。
レース中盤に差し掛かっても、呼吸も一定で脚の余力もまだあり、6位、5位、4位と次第に順位を上げていき、5周目でついに3位にまで浮上。
そしてラスト1周回に突入。
翌日に向けて疲労を考えながら守る走りをするか、それとも登りで出し切り翌日のことを考えず攻める走りをするのか、私は迷わず後者を選択しました。
とにかく登りで出し切ろうと、できる箇所ではダンシングを入れ登りの関してはアグレッシブに、下りに関しては大きなミスだけは出さないように、それでいて一番速いと考えたライン取りで攻めます。
2位浮上も狙いましたが、結果は変わらずの3位でフィニッシュ。
リザルトから見れば納得のいくものとなりました。
PAXPROJECTチームではCJ-1での入賞が今までに無く、それを達成すとことができた事は素直に嬉しいと思います。
しかし、レースの内容としては後半から追い上げる後半型のいつも通りの流れとなり、前半もう少し前の方で展開できていれば、という心残りもありますが、現状でできることはしっかり出せたのではと考えています。
パワーデータに関しての考察です。
今回から、クランク型のパワーメータ Quarkを使わせて頂けることになりまして、チューブラー・チューブレス問わずパワーデータをとることが可能になりました。
最近私が着目している点は、ダンシングパワーの効率についてです。
XCO(クロスカントリーオリンピック)の競技の特性上、登りの時間が数十秒~数分であることから、シッティングではなくダンシングで全ての登りをクリアする方が速そうに見えることはなんとなくお分かり頂けるかと思います。
ダンシングのほうがシッティングよりも速く登ることが出来る理由。
それはダンシングの方が、ぺダルの踏み込み時(入力時)に自体重分の出力を入力できる、という点が理由になると考えます。
しかし、身体を上下左右に揺らすため、余計なエネルギを消費してしまい、更に心拍数も急激に上がってしまうという考えから、極力ダンシングを入れずシッティングで回すというスタイルを以前は取ってきました。
この考えが変わった大きな転機は、今年のシーズン後半に入ったCJ-1白馬から。
スタート直後の太鼓橋の斜度を速く登るためには、シッティングではなくダンシングを使い、回すより踏み込むペダリングが出来ないと、ある程度の速度が出せないことが実戦で分かりました。
今回のレースでは、路面がマッドであったためそこまで多くダンシングは多用できませんでしたが、周回によって微妙にシッティングとダンシングを入り混ぜることも意識しつつレースを展開しました。
※2 rap data
※6 rap (final) data
2つのグラフは今回のレースにおいてのグラフで、上が2周回目、下が6周回目のグラフになります。上段の縦軸が出力、下段の縦軸がW'bal。また横軸は時間分布です。
2周目と6周目を選んだ理由は比較的ラップタイムが近かった為です。
W'bal のエネルギ消費量は、コースが同じであるため波の起伏にそこまで差がありませんが、6周回目の方が全体としてのエネルギの消費具合は、若干多いことが分かります。
今回着目したいのは、前半の出力。登りパートの部分です。
その部分でも差があったのは、真ん中より左寄りの波形。
グラフの波が立っていない2周目に比べ、6周目は一か所波が立っている部分があります。
実は2周目はこの区間はシッティングでしたが、6周目はダンシングでクリアしました。
やはりグラフデータからもシッティングより、ダンシングの方が出力が出せる、ということは分かりました。
しかし、その分のエネルギ消費が増加していることも下のW'bal から読み取れるかと思います。
この結果からも、ダンシングはやはり使った方が登りにおいては出力を出せることが分かりましたが、それに伴うリスク (ここで言う、ダンシング直後のエネルギ消費の増加・その後のパフォーマンスの減少) はどうしても増えてしまいます。
問題は、ダンシングを多用した後に身体の疲れをいかに早く取り除くかと言う、リカバリ能力であり、この能力が出力を出すのと同じぐらい重要になるとも考えています。
出力を出すためにエネルギを犠牲にする、こう考えて頂けたのではないでしょうか。
このリカバリという点も含めた上で、その時点でダンシングを加えると、その後どのような影響が身体に加わるのか、この項目に関して今後しばらく考えてみたいと思います。
最後になりますが、今回も応援・サポート、ありがとうございました。
翌日のJCX開幕戦 茨城クロスの記事は別途で上げます。
それでは。
PAXPROJECT 宮津
Thanks for photo. Ito 様
Thanks for mechanical . Dirtfreak 様 , PAXCYCLE 様
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