2017年10月21日土曜日

Coupe du Japon CJ-1 富士見パノラマ (秋)

Coupe du Japon CJ-1 富士見

2017年10日15日(日)開催

出走カテゴリ:男子エリート(5 laps)

天候・コースコンディション:雨・マッド

リザルト:10位 / 67名出走(37名完走)

サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of PAXPROJECT FS-29er with garmin edge 520

Distance:24.6km time:1°29'49" ave speed:16.4km/h

Wheel:PAXPROJECT carbone fat rimtape less 

Tire:IRC tire front; SERAC XC  2.1 TLR 1.30bar, rear;MYTHOS XC 2.1 TLR 1.40bar

Race bike main component:SRAM XO1 eagle one by twelve system

Power data recording medium:SRAM XX1 Quark (wolftooth 34t)

Normalized power:314w TSS:110.0 work:1,298kJ

Energy food, drink:PowerGel Greenapple× 3, TOPSPEED mineral tablets


Coupe du Japon CJ-1 富士見パノラマ 秋大会に参戦してきました。

今回のレースは私にとって今年のCoupe du Japon シリーズ最終戦となるレースであり、今シーズンの成果が試されるであろう締めのレースでもありました。

決して得意なコースではない富士見ではあるものの、リザルトだけ重視するのであれば、上位に食い込みあわよくば入賞したいと考えつつも、レース前後の天候は雨。
確実に、ウェットないしはマッドなコースコンディションになるであろうことは、想像がつきました。

しかし、最終戦であるからこそやるからには少しでも上位を目指しレース前から最善を尽くそうと決めてレースに臨みました。

レース前日から、路面は既に若干のウェットコンディション。
試走段階では、幸い全日本選手権での路面コンディションに近かったため、選手権でのバイクセッティングデータをもとにバイクをセットアップしていき、試走段階での最良のバイク選択ならびセッテングができ高を括っていたところは正直ありました。

しかし、レース当日の路面状態はウェットではなく完全なマッドコンディション。

路面状態等の確認を怠ってしまい、試走段階とほぼ同じバイクセッティングでレース本番に臨むことになります。

レース前の身体の状態も、連戦の疲れもあるせいなのか良好とは言えない状態。
しかし、ウォームアップの内容は悪くなく、この時できる最良のアップは行えました。

レースは予定より10分遅れの、13時30分から。
周回数は6周回から5周回へと変更。
スタート位置は2列目中央から。

スタートは珍しくスムーズに決まり、最初のロックセクションは7番手で通過。
しかし、登りでは小さなミスを繰り返し、下りでは全くリズムに乗れず、順位は後退するばかり。

その後の2周回目は流石に吹っ切れ、徐々にリズムを取り戻しつつ前の選手が見える位置の10番手で推移します。
Photo; Ito san
完全なマッドコンディションに対応できていないセッティングではあるものの、しっかり踏み込めるセクションでは踏み込み、安全マージンを取る区間は確実にクリアし、順位をキープします。

それでも、急斜度な登り区間ではタイヤ選択・エア圧ミスもあり、トラクションが掛かりずらい状態。
乗れないと早急に判断した区間は素早く降車し、ランニング。

得意な急斜度の登りを封印され、苦手であるマッドコンディションの下りに苦戦する。
ひたすら我慢のレースでした。
Photo; Ito san
結局、順位変わらずの10位でフィニッシュ。
私の2017年 Coupe du Japon シリーズ戦を終えました。

今回は、苦手なマッドコンディションであるに加え、バッドな機材の選択が主な敗因と考えます。
しかし、苦手意識のあるマッドコンディションはいくらでも改善することが出来ますし、機材の選択も今後同じ過ちを繰り返さないための良い経験となりました。
今回のレースが決して無駄になることの無いよう、冬季シーズン、そして来シーズンに向け鍛錬を続けていきたいと思います。


2017年シーズン Coupe du Japon、振り返ってみればあっという間に終わってしまったような気がしますが、CJ-1 レースの表彰台3回と確実に成長できていることは強く実感出来ました。

CJ-1 一里野 表彰にて Photo; Ito san
とりわけ、CJ-1 一里野大会で優勝出来たことは、ホビーレーサーの私にとって何よりの収穫であり、確かな自信となりました。
更に、ワークスチームではないライダーでも、勝つことが出来る可能性を見いだすことできました。
この流れを是非他の選手にも継承していただきたく、CJ-1 での優勝を国内のMTBライダーの目指すべきひとつの目標としていただければ幸いであります。

MTBシーズンは11月のSDA王滝を残してほぼ終了となりますが、年内はシクロクロスレースに参戦していきますので、引き続きご声援の程よろしくお願いします。

team PAXPROJECT  宮津

2017年10月13日金曜日

UCI-2 JCX#1 取手 小貝川 stage

UCI-2 JCX #1 取手ステージ

2017年10月9日(月・祝)開催

出走カテゴリ:Elite men (11 laps)

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ/ウェット

リザルト:9位/86名出走 (38名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin edge 520

Distance:28.9km  time:1°04'14"  ave speed:26.9km/h

Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

 Wheel / Tire:PAXPROJECT AT24W-D / Challenge F:LIMUS TEAM EDITION 33c 1.8bar R:CHICANE TEAM EDITION 1.7bar


今季シクロクロス初レースとして、JCXシリーズ初戦 取手ステージに参戦してきました。

私の今季のシクロクロスレースの位置付けは、いわばMTBの練習レース。
しかし、レースに出るならば一つでも上の順位を目指し真剣に取り組みたいという気持ちも勿論あります。

今回のレース前日には、福島県磐梯山麓で開催されたMTBホビーレース、ジンギスカップに参戦。
良きチームメイトと共に、約60分 NP340w の強度でしっかり追い込むことができ、そこでの良い流れを今大会へと繋げたいと考えレースに臨みました。

しかし、シクロクロスのレースバイクを受け取ったのは、レース前夜。
シクロクロス初戦どころか、シクロクロスに跨ることが約8ヵ月ぶりであり、普段のロードワークからMTBのフラットハンドルバーで行っているため、ドロップハンドルでの荷重コントロールをすっかり身体が忘れてしまったこともあり、本番当日のまさにぶっつけ本番の状態でレースに挑むことになりました。

当日の朝試走からコースイン。
コースを走行していくうちに、コーナーでの荷重の置き方、バイクコントロール等なんとなく思い出すことが出来たものの、レーシングスピードでの制御が完全に未知世界。
Photo; Saito san
レース序盤で感覚を取り戻し、中盤にかけて徐々にポジションアップを狙うべくして、レース終盤のパワーセクションで勝負するといったレースプランを立てスタートラインに並びました。

スタート時刻は12時30分。
スタート位置は、2列目右寄り。

ギア比を重く設定しすぎてしまったことが裏目に出て、スタートダッシュは出遅れ、10番手以降で第1コーナーへ。

その後も、身体には余裕があるものの、バイクの制御に不安を感じながら、オロオロした走りでレース序盤を進めていきます。
Photo; Sakai san
レース中盤、10位争いの4~5人パックになり積極的に前に出てレースを進めていきます。
MTBのレースではあまり見られないような、選手同士が接近した状態でのレースシーンに、久々ながらキツさを超えた楽しさまでも感じるほどの域で走っていました。
それでも、コーナーでのワンミスが命取りになってしまうことも百も承知。
プッシュする区間とマージンを確保する区間を見極め、周回ごとに尺度を変えながら他の選手の動向を伺い終盤の争いに備えました。
Photo; Sakai san
レース終盤になり、9位の選手が上位争いから脱落してそれを吸収。
最終周回前に、9~12位争いの4名パックの状態になり、最終周回を迎えます。

その前の周回までは、集団の先頭でレースを展開してた私も、最終周回は2番手に下がりスパートのタイミングを見計らいます。

前半の区間で差がつかず、決着はホームストレート裏のバックストレートに。
ギャップ後の未舗装路区間で、「じゃ、行きます」と一声掛け、私は一気にスパート。
45km/h を超えるまで一気にペースアップ。
流石に見逃してもらえたようで、この行動で単独9位に。
その後は、コーナーでのミスの無い走りと、立ち上がりの全力加速を意識して無難に攻めました。

無事に、9位でのフィニッシュ。

パックでの争いは制したものの、トップの選手からは2分以上もの遅れ。
もう少し、序盤の速い動きに対応したかったという気持ちや、オーバスピードでのコーナリングに躊躇してしまった点は否めませんが、それでもパックでのレースで得られた収穫は多く、今後のクロスでのレース、またMTBでのレースにも上手く繋げることが出来そうであり、とても充実したレースとなり無事に終えられ満足しております。

今季のシクロクロスシーズンは、参戦数も少なめに、控えめになってしまいそうですが、出場するからにはしっかり走り上の順位を目指したいと考えています。

最後になりますが、今回もたくさんのご声援ならびサポートありがとうございました。

team PAXPROJECT  宮津

2017年10月4日水曜日

Coupe du Japon CJ-1 白馬 snow-harp

Coupe du Japon CJ-1 白馬

2017年10月01日(日)開催

出走カテゴリ:男子エリート(6 laps)

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ/マッド

リザルト:7位 / 67名出走(21名完走)

サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of PAXPROJECT XC-29er with garmin edge 520

Distance:26.3km time:1°32'13" ave speed:17.1km/h

Wheel:PAXPROJECT carbone fat rimtape less 

Tire:IRC tire front;MYTHOS XC TLR 1.4bar, rear;MYTHOS XC TLR 1.45bar

Race bike main component:SRAM XO1 eagle one by twelve system

Power data recording medium:SRAM XX1 Quark (wolftooth 34t)

Normalized power:333w TSS:128.0 work:1,337kJ

Energy food, drink:PowerGel banana × 2, TOPSPEED × 1, TOPSPEED mineral tablets


Copue du Japon CJ-1 白馬スノーハープ大会に参加してきました。

前週の CJ-1 妙高大会では2位に入賞出来たものの、レース内容に納得がいかず今回の白馬ではその反省を生かすようなレース内容にしたいと考えレースに臨みました。

前日の試走では、大きな変更があったコース前半部、昨年度も使用したコース後半部とセクションをそれぞれ分けてレースを攻略していきました。

日が当たる箇所はドライなものの、日陰であるシングルトラック内はマッドコンディション。
簡易舗装や砂利、芝生での転がりを選ぶか、シングルトラックでのコントロール性能を選ぶか。
どちらにも対応できるセッティングは流石に厳しいため、今回はタイヤの転がりを優先し、タイヤの選択、タイヤエア圧を調整していく考えでまとめ、前日試走を終えます。

当日は日差しの強い快晴。

レース前のウォーミングアップは、少し長めに時間を取り余裕をもって行いました。
通常の、3本ローラーからの実走という流れではなく、今回は実走からの3本ローラーという流れ。
理由は色々とありますが、結果論では今回はこのアップで成功。
スタート前の身体の状態は良く、落ち着いた状態でレースに臨むことができました。

レースは13時45分から。
スタート位置は2列目右寄り。

スタートは、前方の選手に上手く引っかかってしまい、20番手程と後ろからのスタートとなってしまいました。
かなり焦ってしまい無駄な動きが多く脚を使ってしまうものの、登坂最終地点までに落ち着いて8~9番手まで浮上出来ました。
その後は前日の試走のイメージでシングルトラックを下っていき、比較的身体に余裕のある状態でレースを進めていきました。

1周回目は9番手で終え、更に順位を上げるべくパワーセクションで前方の選手に追いつく勢いでペダルを踏んでいきます。

しかし、2周回目の第1 シングル後の用水路上を渡る区間で見事に前転。
幸い、膝を打撲した程度で済みましたが、その区間に対する恐怖心やマージンを確保したい理由から全体的にマッドコンディションでのパフォーマンスが下がってしまったように感じられました。
Photo; Ito san
その分登坂区間でのペースアップを狙うものの、スタート直後の無駄に脚力を使ってしまったせいもあるのか、いつものようなキレが無く、登坂でのリズムもあまり良くない状態でした。

3周目、4周目と多少の順位変動はあったものの、5周回目終了時は7位。

ラストラップの6周回目に入り、ペースを上げたいものの大腿部の攣りそうな違和感から登坂区間では我慢の走りを強いられ、思い切ったスパートが出来ず。
Photo; Ito san
下り区間では、大きなトラブルの無いよう無難にこなし、後方の選手とのタイムアドバンテージを上手く使いながら、7位をキープすることに専念しゴールを目指しました。

最終的に 7位でフィニッシュ。

理想としていた走りからは程遠く、スタート直後の行動が悔やまれますが、それも含めてレースでありそのことを想定してレースをプランニング出来ていなかった点は、まだまだ力不足であることを痛感しました。
それでも、コースコンディションに合わせたタイヤ選択、エア圧の設定、サスペンションの設定は、シーズン後半になり、かなり精度が上がってきていることは実感でき、春先から幾つかのレースを経験し、そういったノウハウは徐々に構築されていることも実感出来ました。

今シーズンもいよいよ大詰めですが、私の最終戦であるCJ-1 富士見に向けしっかり調子を維持していきたいと考えています。

最後になりますが、今回もご声援ならびサポートありがとうございました。

次戦は、福島 磐梯山麓開催のジンギスカップ、クロス開幕戦UCI-2 小貝川となります。

それでは。

team PAXPROJECT  宮津