2016年11月23日水曜日

JCX#5 UCI-2 関西クロス マキノ高原

JCX #5 関西クロス マキノ高原

2016年11月20日(日)開催

出走カテゴリ:C1

天候・コースコンディション:曇り/晴れ・ウエット/マッド

リザルト:5位/69名出走 (20名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC Di2 with garmin edge 520

distance:20.5km  time:1°01'58"  ave speed:19.9km/h

bike:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)

wheel / tire:PAXPROJECT AR30W-D / IRC tire SERAC CX 32c F:1.8bar R:1.8bar


スターライト幕張からの3連戦目。
今シーズン初のUCIレース、関西クロス マキノ高原に参戦してきました。

言わずと知れたJCX屈指のパワーコースであり、かつキャンバーや九十九折といった所々に低速セクションを交えた、複合コース。
それに加え、路面はドライではなく、セミウエット~マッドといったコンディション。

高速セクションでのスピードとリズムを、低速セクションでいかに落とさず走ることができるか、これを意識してレースに臨みました。

レース当日は、朝方から霧が出てしまい、視界が効かないコンディション。
しかし、体感気温はそこまで低くは無かったため、レース前のアップも通常通りで足の調子を確かめ、かなり良い状態でスタートラインに立つことができました。


スタート位置は昨シーズンのUCIポイントもあり最前列。
定刻通り、13時20分スタート。

スタート直後、JCX初戦以来のぺダルキャッチミス。
若干出遅れ、第一コーナーは10番前後で進入。

その後は2周回目から徐々にポジションを上げていき、前半オーバーペース気味の選手を徐々に捕らえていきます。


試走では難無く乗ることができていた、5か所のキャンバーセクション。
前半の3つは、勢いがあれば直登であるので乗ることができたものの、後半の2つに関しては、直登前の切り返しで、かなり減速をしないと態勢が作れなかったため、乗るべきか、それともランで押してクリアするかレース中も何回か試行錯誤しながら試しました。


5周回時には6位まで浮上。
気合を入れることも兼ね、サングラスを外しピットに投げ捨てました。

ラスト3周回の6周目に突入。
この6周回からのラスト3周回は、自分の中でもかなり頭を使った展開になったのではと考えています。

前後にはそれぞれ20秒以内に5位と7位の選手が位置する状態。

4位の選手と8位の選手の目視でのタイム差を確認したうえで、よっぽどのことが起こりえない限り、ラストはこの5~7位パックでの争いになることはこの段階で予想はできました。


私はちょうど真ん中の6位。
5位の選手は先頭集団から下がってきた選手、7位の選手は後方から上がってきた選手。
6位単独で、5位選手に追いつくよりも、7位の選手とパックの2名で追走する方が、身体的に楽ができると考え、7周回目で7位の選手に追いつかれてしまってからは、6位の2人パックで5位選手を追走します。

この周回で意識したことは、ラストの周回に向けて足を貯めることと、もう一つ。
それは、仕掛けるポイントの確認と差が付きそうな箇所の想定でした。

7周回後半で、ついに5位の選手に追いつき、3人のドッグファイトが開始。

そしてそのままラスト1周回へ。


私は、この時を待っていたと言わんばかりにスパートをかけました。
この時の心理上の作戦は2つ。
ホームストレートのラスト1周回と同時にスパートを掛けるか、コース前半のテクニカル区間でスパートを掛けるかの二択。
前者は、後半タレて追いつかれてしまうリスクがありましたが、成功すればそれなりのタイム差を得られます。
逆に後者はテクニカル区間で差をつけられなければ、最後のスプリントに持ち込まれてしまい、勝ち目が薄くなってしまいます。
正直迷いましたが、私が選択したのは前者。

ラスト1周とともに、ホームストレートでスパートを掛けます。
けん制が入ったのか、運が良かっただけなのか、その後上手く抜け出すことができ、単独5位になります。

そこからは、前の周回で確認をしたイメージで、ミスが発生しづらい、確実なライン選択を意識。

後方の2選手とは徐々に差が開いていく事が目視で確認できました。

その後もペースアップを維持し続け、4位選手が見える位置まで上がってきましたが、さすがにポジションアップもここまで。

ラストのホームストレートは力を出し切るイメージで。
最終的に、5位でのゴールとなりました。


レースの内容としては、前半で遅れしまったものの、後半に向けてポジションを上げていき、ラストは冷静に戦略を考えアクションを起こすことができ、久々に思い通りにいったレースとなりました。

しかし、絶対的なスピード不足や、地脚が無いこと、コーナーでの課題がそれなりにあることも事実です。
良いイメージはそのまま、悪かった点に関してはしっかりイメージを修正できるように心掛けていければと考えています。


少し余談です。
私が、シクロクロスのレースに関して考えていることは、結果からすべての事項を考える、という事になります。
レースですから、最終的に重視されるのは結果です。
何分ランニングした、一度も自転車から降りることなくレースを完結させた、そのようなことは最終的なリザルトには、当たり前ですが一切反映されません。

例えば、今回のレースでのキャンバーセクション。
これも無理に乗っていこうと考える選手もいらしたかと思います。
しかし、乗れずに結果的に遅くなってしまうのであれば、見栄えは悪いものの、降りてランニングという方法も、もちろん選択としてはアリだと考えています。

人それぞれ、持っているポテンシャルが違うので、全員が同じ動きができないことは当然です。
しかし、その人の中でいかに速い方法でレースを走る、と結果から考えたとき、他人の真似を無理してやる必要は無いとも考えています。

レース時のその時、自分自身が一番速くその区間を通過できる、と考える方法を自信をもって実行する、ということが結果を出すためには大切なのではないかと、私は考えています。


次戦は野辺山2days。
天候は荒れそうですが、精神的に余裕を持ち楽しく良い結果が出せればと考えています。

今回も、沢山の応援、そしてサポート本当にありがとうございました。

それでは。

PAXPROJECT 宮津

Photo by. FABtroni+camera 様. Kikuzo Photo 様. Tanabe






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