2017年11月2日木曜日

UCI-2 JCX #3 寒河江 stage

UCI-2 JCX #3 寒河江ステージ

2017年10月29日(日)開催

出走カテゴリ:Elite men (6 laps)

天候・コースコンディション:雨・マッド

リザルト:4位/63名出走 (30名完走)

バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT, PowerBar

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin edge 520

Distance:17.8km  time:1°06'27"  ave speed:16.1km/h

Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

 Wheel / Tire:PAXPROJECT AT24W-D / Challenge F:LIMUS TEAM EDITION 33c 1.8bar R:CHICANE TEAM EDITION 1.8bar


JCXシリーズ第3戦目、山形 寒河江ステージに参戦してきました。

私のメインであるMTBレースの Coupe du Jaon シリーズの全レースを終え、いよいよ冬季シーズンに突入。
前戦のJCX小貝川では、シクロクロスバイクの乗り方が全く分からず、レース以前の問題で苦戦していましたが、今回のレースは準備する期間がそれなりにあったため、比較的万全の状態で臨むことができました。

寒河江ステージのコースは、水辺に面した平坦な区間で行われるため、ドライであればハイペースなレース展開が予想されましたが、レース当日は雨による完全なマッドコンディション。

幸い、コースは直線区間が多く、シクロクロスバイクに乗り込んでいない私でも対応できるようなコースレイアウト。
レースにおいての差が出るポイントは、マッドコンディションでのコーナーワークの差ではなく、重たい泥を踏み倒す地脚がポイントとなるレースになりました。

本降りの雨の中、定刻通り 14時25分レースはスタート。

スタート直後の舗装路から、泥沼と化した斜めのキャンバー区間進入時は、一桁順位を確保出来ていたものの、大集団内では自分の思い描いたラインを全く走れず、徐々に失速し、この区間が終わるころには、20番手程の位置まで後退。

しかし、周囲の選手のペースがこの路面コンディションにしては速すぎるのではないかと考え、コース中盤以降は周囲の選手はペースが落ちるだろうと予測し、マイペースで淡々と踏んでいきます。

予測通り、周囲の選手のペースがコース中盤になるにつれ落ちてきたことを感じ取り、その後の区間で上手く前方に上がっていくことが出来ました。
1周回目終了時点で5位まで浮上。

2周回目に入り、集中力が徐々に高まっていく感覚がありました。
芝生に乗るか、泥の中にできた轍のラインをいくのか。
どのラインがベストであるかを、頭をフル回転させて考え、状況に応じて乗車できる区間も敢えて降車しタイムを稼いでいきます。
マッドレースに対する苦手意識はあったものの、重たい泥を踏み倒す地脚が試されるレースに対して、ポジティブな感情を持ちレースをしていました。
Photo; Saito san
その後も良い集中力を保ちながら、3位の選手を追走。

3周目後半で3位選手に追いつき、3位争いのパックに。
Photo; Kasukabe photo shop san
争った選手はプロのロード選手。
地脚勝負で勝ち目がないことは百も承知済みで、ゴール直前のセクションで前に居られさえすれば、コーナーワークで前に出て先にゴール出来ると考え、レースをプランニングしていきます。
しかし、私の方が劣る地脚が必要な区間での急激なペースアップ。
このコースでの私の方が劣る区間をすぐさま読み取られ、ウィークポイントの区間で引き離されそうになります。
駆け引きを行うのが 上手い、と素直に感じました。

4周目を終え、5周回目に入りついに私が、ウィークポイントでのペースアップに付いていけず引き離されてしまい、単独の4位に。

そこから一気に集中力も低下。

6周回目では、前に追いつきたい気持ちとは裏腹に、降車区間でのつまらないミスや、何もないキャンバーセクションで杭に引っかかり前転してしまうなど、集中力が切れてしまうことでパフォーマンスが下がってしまうことを痛感してしまいました。

最終的に、順位は変わらずの 4位でフィニッシュ。

UCI ポイント 15pt を獲得出来たものの、レース内容には不満が残り、表彰台まであと一歩であったところを逃してしまったことも含め、自分自身への甘さが出てしまいました。

今回のレースは、比較的高い集中状態で走ることが出来ていましたが、60分という時間において、この集中力が持続しないと満足行くレースが出来ないことは愚か、後半のペースダウンにも繋がってしまうことを痛感しました。
また、走法を生かした策として、乗車できた区間も敢えて降車しランニング区間を増やしたことは、後半の脚攣りの原因となってしまったものの、パックでの推移状態を壊すためのスパートの手法としては利用できると、今回のレースを通して実感出来ました。

今回のような地脚が試されるマッドレースは中々ありませんが、通常のマッドレースであれば、地脚よりもテクニック寄りに比重が置かれることになります。
高いレベルのテクニックを発揮するためには、やはり高い集中状態が必要となります。

バイクコントロールがMTBレースよりもよりシビアである、シクロクロスのレース。
この”集中力”という項目にフォーカスを置き、今後のレースに取り組んでいき、技術を磨いていきたいと考えております。
Photo; Saito san
After finish mud race
最後になりますが、悪天候のなか、サポートならびご声援頂き、ありがとうございました。

次戦は、スターライト幕張 となります。

team PAXPROJECT  宮津

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