JCX#12 シクロクロス東京 2017
2017年2月12日(日)開催
出走カテゴリ:elite men(11 laps)
天候・コースコンディション:晴れ/ドライ・サンド
リザルト:11位(-1 lap)/37名出走(10名完走)
バイクメンテナンス・メカニック・サポート:PAXPROJECT
Ride data of PAXPROJECT CX-DISC Di2 with garmin edge 520 (bike1 only)
distance:about 16.0km time:1°05'10" ave speed:14.7km/h
bike1:PAXPROJECT CX-DISC Di2 (gearratio:40 × 11-28)
bike2:PAXPROJECT ALCX-DISC Di2 (gearratio:42 × 11-28)
シクロクロス東京 2017に参戦してきました。
言わずと知れた砂メインのコースで周回の約半分が砂場であり、砂地獄と呼ばれているのも耳にします。
そんなシクロクロス東京ですが、当初は参戦を見送ろうと考えていました。
主な理由は、乗り込み期間であるこの時期にレースゾーンでの運動強度に身体が対応出来ず、レースに出たとしても不本意な走りしかできないと考えたためです。
私の、今シーズンのXC初戦は4月の後半から。
それまでは基礎づくりから入り、最後の1ヵ月でスピード強化を図りシーズンインしようと考えていました。
しかし、乗り込み期間で練習もマンネリがちになるので気分転換に高い強度の運動を入れるのも悪くは無いとも考え、結局参戦しました。
そんな前置きがありましたが、出るからにはしっかりと走りたいと思い、砂場がとても苦手ながらも現状の力はしっかり出しきろうと考え、今回レースに臨みました。
コースに関しては去年度のレースと大きな変更点は無く、砂場に関しては乗車できる区間、できそうに無い区間の見極めがポイントになり、如何にペースロスを少なくアクションをするのかが砂場はポイントと考えました。
また、周回時に砂場と同じほどの時間を占める林間セクションも決してスピードが乗りやすいとは言えないレイアウト。
砂場での疲労を抜きつつもリズムを崩さない、そういった事が要求されました。
試走も前日から行うことが出来たため、コースはしっかり頭に入っている状態。
また、レース前の集中力も調子が良い時の感覚であり、アップも今回は余裕を持ちじっくり行うことが出来ました。
レースは定刻の13時40分スタート。
スタートは3列目最左地点から。
スタート直後の右直角で、前方の選手が落車。
いち早く降車し、ランにて砂場区間に突入し一旦落ち着くことを心掛け林間セクションに入っていきました。
余談ですが、私の前方の選手(確かパワーズ選手だったかと?)は林間セクションにてリアタイヤをブリブリ言わせながらスライドさせて走っていました。
絶対に真似できないようなスピード域でのコントロール芸を真後ろで見ることが出来たのは、今回のレースでの収穫です。
林間セクション後すぐにやってくる海岸の砂場区間。
1周目という事もあり、降車してランする選手が多い印象がありました。
2周目以降に砂の轍がどう変化するか、どの選手がリズムが合わせやすいか、そんなことを考えながら1周回目は11位パックで終えます。
その後の2周回目以降は、数名の選手と11位争いを展開します。
林間セクションでは大きな差がつかない為、勝負となるのはやはり砂場区間。
”この位置で走っている選手”は砂場の乗車率が低くまた走破率も高くない選手がメインであることから、単純なランニング勝負とレース全体のペースマネジメントがものを言うという事は序盤に判断できました。
4~5周目あたりから単独11位になり、前方の10位選手を追いますが目視で60秒前後の差。
また12位以降の選手も30秒は差もなく、単独走でペースを維持できるのかと心配になりましたが、自身を信じて、またフルラップ完走を目指して、終盤までしっかりラップを刻んでいきました。
終盤のラスト2周、砂場セクション前半を走行中に後ろから聞こえる歓声が急に多くなり、まさかと後ろを振り返ってみると、トップの選手。
フルラップ完走の夢はそこで打ち砕かれましたが、トップのシャイネル選手の後ろを必死で追いました。
シャイネル選手はやはり、砂場での走破性が他の選手と段違いに凄かったです。
さらにはランでは大して差がつかないだろうと思っていましたが、ランですら着いていけない。
根本的な基礎体力の大きな差をレース中にモロに痛感し、「シャイネル選手すげぇぇ!」と思わず口に出して発言してしまうほどのインパクトとショックを受けました。
そしてラスト1周回へ、周回遅れ扱いになってしまった為、後続の選手に気にしながら、全て力を出し切ろうと考え追い込みまた。
最後はフライオーバーで軽めに捻り、ホームストレートでは感謝の意を込めてフロントアップを数回程。
2017年のシクロクロス東京は11位(-1 lap)にて終えました。
砂場に対する苦手意識は少しは解消できたものの、砂場での乗車率が低すぎる、また基礎体力レベルも理想とする地点には程遠い、等の様々な課題が浮き彫りになりましたが、現状で出せる力はしっかり出せたのではないかなと考えています。
また、実は私は陸上部長距離上がりのライダーであり、砂場でのランではそれなりに走れる、と思い込んでいましたが1位のシャイネル選手にランでも全くついていけなかったりと、色々と自身の過信していた部分も良い意味で崩れ、基礎的な部分が弱い、上には上がいるという新たな気持ちになることが出来ました。
今更ですが、出ようか否か迷っていた今回のレース、やはり参加して良かったです。
ここからは今シーズンの体制について少し...
今シーズンも昨シーズン同様、team PAXPROJECT にてレースに参戦していきます。
新たなメンバーも加わり、また昨シーズンとは違った気持ちでそれぞれのレースに臨みますが、この最高の”環境”はやはり変わりありません。
また、私自身の目標も現時点では6月末に開催されるXCMの世界選手権に照準を合わせていきたいと考えています。
ですが、国内のCJレースやSDA王滝には積極的に参戦していく予定です。
今シーズンはさならる”飛躍”も目指しチームと共に戦っていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
最後になりましたが、今回もレースを含む会場で沢山の応援を頂きました。
やはり、声援があったからこそ、良いパフォーマンスを発揮することが出来たのかと考えています。
本当にありがとうございました。
それでは。
team PAXPROJECT 宮津
Thanks photo. by, FABtroni+camera , T.Fujitsuka ,@_Y_N_O_(敬略)
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