2018年2月19日月曜日

JCX#12 Cyclocross TOKYO 2018 Final race

Cyclocross TOKYO 2018

2018年 2月11日(日)開催

出走カテゴリ:Elite men (10 laps)

天候・コースコンディション:晴れ・ドライ

リザルト:8位/32名出走 (8名完走)

ピットサポート,メカニック・パーソナルサポート:PAXPROJECT・PowerBar,TopSpeed

Ride data of  PAXPROJECT CX-DISC with garmin 920XT

Bike:PAXPROJECT CX-DISC (gearratio:42 × 11-28)

Distance:16.8km  time:1°05'24"  ave speed:15.5km/h

Wheel:PAXPROJECT CT38W-D

Tire:A.Dugast Small Bird 33c (1.75bar)


シクロクロス東京2018年に参戦してきました。

2020年東京オリンピック開催の都合上、今回をもって最後となる可能性もある今大会。
一昨年から参戦していますが、コース1周回のうちの半分ほどが砂場セクションということで、砂場の乗車が下手な私としては、どうしても苦手意識のあるコースでした。
それでも、今年が最後となるかもしれないレースにおいて、まだ一度も達成できていない、同一周回完走、という目標を達成したい気持ちが強くあり、それなりに考えて準備をしてきました。

今冬は、”クロストレーニング”を例年に比べ多く取り入れており、その中でもランニングを多めに取り入れています。
これは、単にクロストレーニングとして地に足を付ける運動として取り入れていることもありますが、ランニングは全身を使った運動の一つであり、身体の使い方を見直すという点において、非常に良いと考えています。
また、シクロクロスやMTB‐クロスカントリーの競技特性上、瞬発的な動作が求められることが多く、ペダルに一気に力を加える動作を鍛える目的においても、効果的と考えました。
ランニングのトレーニングは、短い時間で速い動きを意識して行い、持久力よりも瞬発力という点を意識して行ってきました。
また、レース直前での調整は、不整地乗車からの不整地全力自転車担ぎランの反復、という練習も入れ、レースに直結しそうな動作を取り入れました。

こういった、ランニングというトレーニングを取り入れてきただけに、砂場でのラン、という動作に関してそれなりに自信がありました。
それもあり、序盤の周回で砂場ランを利用してある程度前の順位をキープし、後半は耐える、といったレースプランを想定し、完走を目標にレースに臨みました。

コース試走は、レース直前の3周のみ。
林間区間の流れは昨年とほぼ変わらず、砂場の区間もレース中にラインが変わると想定し、乗車できそうなラインだけをざっとチェックし、レースに備えて軽めの試走で終えました。

バイクセッティングは林間区間を重視して、タイヤエアも少し高めにセット。
乗車が無理そうであれば、早めに降車し、そこから全力ランニングのスタイルをとろうと決め、スタートに備えました。

レースは定刻より 5分遅れで、14時10分からスタート。

スタート直後の砂場区間で早めに降車し、ランニングで上位まで浮上。
しかし、シケインでバランスを崩し、バイクのチェーンを落としてしまうトラブル。
そこからのリスタートという事で、ほぼ最後尾からの波乱スタートとなりました。

気持ちの焦りもあったものの、砂場のランニングに賭け、林間区間では足を貯める意識。
そして、1周回目の砂場区間へ。
早めに降車し、そこから全力でランニング。
30位前後の順位が、砂場区間が終わるころには15位ほどまで浮上し、1周回目を終えます。
2周回目も同様、林間区間で足を貯め、砂場区間のランニングで順位を上げ、順位を挽回することを優先して序盤はレースを進めていきました。
Photo by Sakai san
中盤になると順位も安定し、7~8番手まで浮上したのちは、一定のリズムでラップを重ねました。
幸いなことに、砂場区間のラインに関しては、レース中に大きく変化することが無く、自分がベストと考えるラインを終始トレース出来ました。

Photo by Sakai san
 終盤になると、身体のキレが無くなってくる感覚もあり、林間区間や砂場区間での小さなミスが目立つようになり、リズムが下がりつつありました。
Photo by Fushii san

8周回目あたりから、私の後方での声援が大きくなり始め、まさかと思ったらトップの選手が目視でかなり近づいていました。
序盤の出遅れをなんとか取り戻したものの、今はこれが限界かと勝手に思い込んでしまいそうになる自分を、絶対完走したいと思うもう一人の自分に鼓舞され、気持ちを切り替え9周回目に入りました。

とにかくこの周回は攻めに攻め、林間区間のコーナーからの立ち上がりはもがき、砂場区間では降車してランニングしていた部分も、ほぼ乗車でいきました。
後で確認したところ、ラップタイムはこの周回が一番速く、1周回 6分を切っていました。
強い気持ちと集中力がこの冬でついたな、と我ながら勝手に満足していましたが、無事に9周回目を終え、最終周回の10周目に入ります。

10周回目はとにかくヘロヘロで、集中力が無く、最後になるお台場でのレース心のそこから楽しもうと割り切り、レースをしました。
最終走者となってしまったものの、多くの方々からご声援をいただき、それが本当に嬉しく、砂場でフロントアップしたり、降車して飛んだりと無駄な動作がとても多かったと振り返って思いますが、シクロクロスを心の底から楽しめている私が、そこには居ました。

今年で最後になるお台場でのレース、最終レース、そして最終走者。
この締めくくりを私がやってしまうのは、なんとも恐れ多いですが、
2018年シクロクロス東京は 8位で無事に完走しました。
Photo by Fu san


今回のレース。振り返ると序盤の遅れが悔やまれますが、今冬に多く取り入れたランニングが功を奏した結果となりました。
あとは、集中力を始めとした気持ちのコントロールも比較的上手くできるようになり、レース中に生まれるネガティブ思考を上手くポジティブ思考に変える、といった思考の変化も向上したように感じました。
しかし、砂場での乗車率の低さを含む、技術的な面でのレベルの低さを痛感し、呼吸が乱れた状態において正確なコントロールをするという、レースにおいてのアクションの成功率という点は課題が残りました。
良い面・悪い面をしっかり反省し、MTB-クロスカントリーへ活かすことが出来ればと考えています。


今レースが2017‐2018年シーズン最後のシクロクロスレースとなります。

8か月振りにドロップハンドルを握った状態のUCI 小貝川から始まり、UCIレースや全日本選手権をメインにレースをしてきました。
MTB‐クロスカントリーの練習の一環としての部分が強く、一つのレースに対して一喜一憂しないよう心掛けていましたが、結果に満足がいかず本当に悔しい思いをした時もありました。
そうした中で、自分のポテンシャルを最大限に引き出すためには、どういったレースをすればよいのか、ということに改めて考えせられ、現状で出来る最高のパフォーマンスをしようと、どのレースにも臨みました。

レースにおいて、リザルトが良かった際も、振るわなかった際も、PAXチームを始めとしたお知り合いの方々にサポートいただき、感謝の他ありません。
また、多くの方々にご声援をいただけたからこそ、こうしてシーズン終わりまで走り続けることが出来ました。
誠にありがとうございました。

2018年は、私の中でも変化の年と定めていますが、自身の成長のために変えるべきもの、また安心感のあるものとして変えてはいけないもの、といった区別をしっかり行い、2018年を過ごしていきたいと思います。


最後になりますが、今回のレースもご声援ならびサポートいただきまして、誠にありがとうございました。

それでは、また来シーズンに。

Photo by Takizawa san


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