2016年9月27日火曜日

Coupe du Japon CJ-1 妙高杉ノ原

Coupe de Japon 妙高杉ノ原

2016年9月24日(土)開催

出走カテゴリ:男子エリート(3.4km×7周回)

天候・コースコンディション:曇り・マッド

リザルト:7位/50名出走

サポート・バイクメンテナンス・メカニック:PAXPROJECT

Ride date of  PAXPROJECT XC-29er Di2 with garmin edge 520

distance:22.9km  time:1°34'40"  ave speed:14.6km/h

ave heartrate:172bpm  max heartrate:185bpm

ホイール / タイヤ:PAXPROJECT carbon tubular / A.Dugast Rhino XL 47c  F:1.5bar R:1.6bar


CJ白馬SDA王滝と連戦で続き、それに次ぐ3連戦目となるCJ-1妙高に参戦しました。

前日まで降り続いた雨の影響で、コースの舗装路以外の区間はほぼぬかるんだマッド状態。

6月にこの地で行われたCJ-2のドライコンディションのイメージを持って臨みますが、ハイスピードコースから、ハイパーマッドへと変化したことにより、コースに対する意識を完全に改める必要がありました。

前日入り出来なかったため、当日の朝一で試走。
マッドへの意識付けを行いコースの流れをつかみます。

しかし、レーススピードで無いと分からないことが多く、レースをしながら路面を正確に読み取り、確実なラインを選択することが、レース中のポイントになるかと判断しました。

スタートは15分押して13時45分に変更。
スタート位置は2列目右寄り。

スタート直後の脚の掛かりが悪く、スタートでワンテンポ出遅れましたが、登りの最高地点までにベストポジションであればよいと考えていたので、焦らず、脚を極力使わなそうなラインで泥の登りを進んでいきます。


その後は、一桁順位まで上げ、マイペースに切り替えペースダウンやトラブルによって後退する選手を確実に捕えるべく、落ち着いてレースを進めます。


そのまま5周目終了時は6位で終了。

あと2周回。そう思った6周回目の登り、王滝の疲労か、疲れか分かりませんでしたがいきなりペースダウン。
その周回はなんとか堪えますが、登りで正確なラインを選択できるだけの脚の余力が無いといっても等しいくらいになってしまい、惰性でなんとか踏み続け進みます。

その6周目の最後のシングルトラックで、後続の選手に交わされてしまい、7位へ後退。
抜かされた選手は、佐藤誠示選手でした。

実は、毎周回後続の選手とのタイムギャップが開いていく中、常に変わらない位置で佐藤選手とは推移していて、理由がとても気になってはいましたが、抜かされてしまったシーンでその理由を理解することが出来ました。

コース中で一番最後に来るシングルトラックエリアは、マッドの登りはテクニカルでスピードが出ませんが、逆に下りもマッドによりテクニカルへと変化し、平均スピードが10km/h前後になってしまう、低速エリアでした。
登りで押しが入り、全てランニングするか、下りだけでも乗車するのかがポイントとなり、毎周回で微妙に変化していく路面状態を正確に把握する必要もありました。
しかし、乗車で下ることは落車を伴うリスクも同時に背負うことになります。

MTBerの方なら、乗車できそうな下りは出来れば乗車したい、そう考えるのが普通かと思います。
なぜなら、その方が圧倒的に見栄えが良い(笑)
乗車できない=かっこ悪い、なんて心の中では思ってしまうのではないでしょうか。私もその一人でした。
これは精神的な部分が大きいですが、乗車して気分が上がり、良いリザルトへと変化する場合も無くはありませんので、あくまで私見です。

しかし、私を抜かしていった佐藤選手のドロドロのシングルトラックを颯爽とランニングされている姿を見て、その概念は大きく変わりました。

レースは結果が全てです。最高カテゴリのエリートクラスの選手、その上位の選手であれば誰もがそう考えるかと思います。
結果からみれば、途中に何があっても、どんなに目立っても、どんなにかっこ悪くても、その結果でしかありません。

結果を出すために、落車等のトラブル無く、最終的に良いリザルトで一つでも上の順位に上がるためであれば、スタイルを選ばない。
自転車競技をやる者として、一番大切なことに気が付かさせて頂けました。

この考えに、レース中一人で心を打たれていました。


その後の7周回目 ラストラップは、まるで体に力が入らず惰性で進み、そのまま7位でフィニッシュ。

今シーズンのCJレースで、一番のマッドコンディションであったであろう、過酷なレースを終えました。


今回のレースは、マッドレースでのペース配分、脚を使わないでスムーズに走れるラインを判断する能力、そして見た目やスタイルにこだわらず自身が一番速く正確と思う手法で走る、この3点が大きなポイントになったのではないかと考えました。

久しぶりのマッドレース、王滝の疲労もありましたがレースとしては様々なことを得ることができ、とても勉強になりました。

今回も、応援、サポート、本当にありがとうございました。

王滝での優勝のお祝いの言葉も多く頂き、とても嬉しく思いました。

次戦は、ジンギスカップ、そしてCJ-1一里野、JCX小貝川と続きます。

それでは。

PAXPROJECT 宮津

photo by. Ito 様





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